親子3世代で野点茶会~夏の宴~に参加!~後編~

前編より続きです。

公園内の紫陽花がちょうど満開の時期でした。

公園内の植物はできる限り自然のものを植えるよう心掛けており、紫陽花も半分は山から持ってきた株とのことでした。

うっそうとした緑の中に小川が流れており、春には水芭蕉の花が咲くのだとか!

ホタルも自生しており、多い時には一度に50匹も見られるそうです。

茶会開始とともに、子供は祖父を引き連れて公園の奥へとダッシュして行ってしまったのですが、

お菓子が運ばれてくるとまたダッシュで戻ってきました(笑)

お菓子は朝日村の「森のこびと」で作られている琥珀糖がふるまわれました。

「森のこびと」は障害を持った方々の就労支援施設だそうです。

お菓子やパンなどの製造、販売をされており、村内には直営のカフェレストランもあります。

琥珀糖はしっかりと果実の風味を感じて美味しく、また見た目にも涼やかでした。

子供は「これはりんご?こっちはぶどう!」と、楽しそうに頬張っていました。

茶碗も朝日村の九十九庵という和食懐石料理屋さんの窯で焼かれたものとのこと。

茶碗の名前は”天の川”。この日の野点にぴったりの名前です!

入っている三本の線の色が大変美しかったです。

わが子にもお菓子と麦茶をご用意いただきました。

ありがとうございました!

大人を真似て茶碗を両手で持ち、ぐびぐびとおいしそうに飲んでいました。

大人と同じお茶碗がうれしかったようです。

茶碗はすべて一点物が使われ、70歳の私の母は他の参加者の皆様とお互いの茶碗を見せ合いっこして談笑していました。

大変なごやかな雰囲気の中でのんびりお茶会は進行していきました。

器とお茶菓子は写真を撮ったのですが…

なんと…お茶を写真に撮ることを忘れてしまいました…本当に、本当に申し訳ありません…

お抹茶は愛知県西尾市産のものとのことでした。

苦みが柔らかく、お抹茶に慣れていなくてもするりと飲めて、さわやかな余韻が残りました。

朝日村は西尾市と交流があり、年に数回、西尾市名産のうなぎのかば焼きを販売することもあるそうです。

地元のものだけでなく、県外の美味しいものも楽しめるのは大変魅力的ですね!

使われている茶器も、季節によって変わり、この日は笹や朝顔のものでした。

「どうぞ前にいらしてご覧ください」と先生がおっしゃってくださったので、参加者みんなでわいわい見させていただきました。

季節の柄が美しく、美術品を眺めているような気持ちになりました。

構えることなく、しかししっかりと本格的なお抹茶が楽しめる、とても素敵な会でした。

3世代、みんな充実した時間を過ごすことができました!

朝日村の野点茶会は季節ごとに年に数回行われているとのこと。

次回は9月23日(土)秋分の日に開催される「朝日村大博覧会」にて行われるそうです。

時間は午前11時から随時受付開始、所要時間は40分ほど、参加費は500円。場所は朝日村の緑のコロシアムで行われます。

子供の参加についてはお申し込みの際に詳細をお問い合わせください。

野点茶会 お問い合わせ先:朝日村観光協会 (電話番号:0263-87-1935)

「朝日村大博覧会」では野点茶会だけでなく、様々な楽しい催しを開催予定とのことです。

ぜひ皆様もおでかけください!

以上、野点茶会~夏の宴~レポートでした!


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